みなさんこんにちは。愛とロマンの男マーカスです。いつも何かしらの『愛』が落ちていないか探しながら歩いています。ロマンもへったくれもありません。
みなさんは今、アパートやマンションに家族で、もしくは一人で暮らしていますか?それとも借家に家族で暮らしていますか?
住まい方はみなさんそれぞれだと思います。
きっと戸建住宅に住まわれている方もいるでしょうし、都内にマンションを購入して住んでいる方もいるでしょう。
憧れのマイホーム
「住宅」の購入は多くの人々にとって『夢』だと思います。社会人になったら一人前に働いて、結婚して、家族を持って自分の城を構える―という具合です。
一昔前は『頑張って自分の城を建てろ』とか両親によく言われていたような気もします。わたしがそうでした。
現代では結婚して家族を持つという考え方に囚われず、一人で生活を楽しむという生き方を選択する方々も増えています。
人生は短いものです。自分にあったスタイルで生きてゆくことが大切だと感じさせる時代なのかもしれませんね。
しかし、いずれにしても多くの方々が「住まい」を購入しようと考えていると思います。
その動機はさまざまです。
なんとなく皆が購入する流れだから。
老いて働けなくなった時に自分の居場所を確保しておきたい。
定年してからは賃貸住宅が借りにくいから。
自分の資産として子どもたちに残したい。
親が持っていた「土地」を相続したから。
今回は、いろんなスタイルで生き抜くみなさんが新しい「住まい」を購入しようと考えた場合に、まずは何から始めたら良いのか。どういった選択肢があるのか。
メリット・デメリットなどのご紹介とともに一緒に考えていきたいと思います。
ハイそこ!
今、頭の中に『土地購入』とか『ハウスメーカー』とか『建築費』とか『マンション』とかのビッグキーワードが思い浮かんだ人!ちょっと待って下さい!急にそんな細かなキーワードを考えるんじゃなくて、まずは自分が何に住みたいのかを考えましょう。
自分が抱く理想のスタイルが何なのか。一度立ち止まって考えてみましょう。
実際に購入可能なのかどうなのか、そんなのは後でも良いと思います。
まずは後悔しない選択肢を見極めることが大切です。
わたしマーカスは国家資格の「建築士」免許を持っていますので、安心して御覧ください。
少し長いですが、それでも良いという方はそのまま御覧ください。はやく知りたい方は目次からお願いします。
集合住宅か戸建住宅か
大きく分けてこの二択がメインとなります。
集合住宅という選択肢は、マンションやアパートの一室を購入するということ。
それに対して戸建住宅という選択肢は、土地に一軒家を建てるということ。(すごぉーく当たり前の話をしていますが…。)
集合住宅の場合
集合住宅を選択した場合は、新築のマンションか中古のマンションを購入することがほとんどだと思います。
新築マンションの良いところはなんと言っても最新の設備が整ったキレイなお部屋に住むことができるというところでしょう。
最近ではマンション内にコンシェルジュやフィットネス、レストランになんとホテルまであるところもあるようです。
中古マンションはなんと言っても価格の安さでしょう。新築よりもはるかに安く購入が可能です。
そして「リノベーション」を施すことが流行りとなっています。
「リノベーション」とは、間取りから大きく変えて一新してしまう改装工事のことを指します。
「リフォーム」とは、間取りは変えずに、キッチンやトイレなどの設備類を新しくしたり、床を畳からフローリングへ変更したり、壁紙を張り替えたり、扉や障子をやりかえたりというように、部分的な改修工事のことを指します。
マンションのメリットを思いつく限り、ご紹介していきます
【マンション】メリット
- マンションは立地を考えて建設されている場合が多いので、交通の便が良く駅が近い、近くにお買い物ができる場所があるなど便利なことが多い。
- 地価が高い都心部に住まうことができる可能性がある。
- ご近所付き合いがしやすく家族間の交流などもあり得る。
- 管理人が常駐している(していないところもある)ことが多いのでいろいろと相談に乗ってもらえ、安心感がある。 大規模になればなるほど、このあたりはしっかりしている。
- マンションのグレードによっては自身のステータスになる。
- 地震や津波など自然災害に強い。かつて強度不足で建て替えが必要となった事件もあったが、そんなことは極々まれ。
- コンクリート造の場合、隣家が家事になっても、倒壊することは極めて少ない。
- 高層に住まうことも出来るので、上層階は見晴らしがよく、都心部なら窓から夜景を見下ろしながら心の中で「勝ち組」と思ってみる。(口に出してはいけませんwww)
- 管理組合によっては修繕費を積み立てているので、マンション大規模改修などを行うことがあり、個人で修繕することはほとんどない。
- 日当たりが悪いことはほとんどない。厳密に言うと、影になることがあっても一定時間数以上は必ず日が当たるよう計画されている。
- 高層階に行けばいくほど、「蚊」がいない。そして「黒くて素早いヤツ」も出にくい傾向にある。
- 高層マンションには避雷針が付いているので、落雷には安心できる。
- コンクリート造の場合、断熱性能に優れている。(冬は温かい。コンクリートが熱を通しにくい性質のため)
- (新築)新築の場合、ある程度のコーディネートやオリジナルの間取りが選択可能。 ※1
- (中古)中古物件を購入の場合は、購入費を抑えることができるので、その分を「リノベーション」に充てることが可能。オリジナルデザインの間取り、インテリアを手に入れやすい。 ※2
※1:最近はこのようなサービスが多いようですね。しかしオプションで別費用が掛かります。オリジナルデザインと言えども、完全にゼロからではなく、数種類の中から選択し組み合わせていくという感じです。
※2:マンション組合の規定によってリノベーションが不可の物件もあります。窓の改修も不可の場合があるので注意が必要です。またマンションは「パイプシャフト」と言って上下階の配管が通っている箇所があります。その位置によってはキッチンやトイレなどの計画位置も考慮する必要があります。
つぎはデメリットについても紹介したいと思います。購入前に知っていると失敗を防げますからとっても大切な項目です。
【マンション】デメリット
- 隣人が選べないので、どんな人がいるのか不安。
- 隣家が壁一枚、床一枚隔ててすぐ隣なので、生活音が気になる。もしくは、生活音を気にしながら物音を立てないように気をつけながら生活をしなくてはならない。 ※3
- 大きな家具を購入する場合、エレベータに乗るのかどうか、廊下は通るのか、部屋のドアは通るのか、トラックは近くまで来られるのか、など搬入経路の確認が必要。結構、入らない場合が多いので気をつけなくてはならない。
- 駐車場が遠い。
- 駐車場費用が必要。
- 住宅ローンが終わっても、住んでいる限り「管理費」の支払いが必要。
- 同じく、修繕積立金などの支払いが必要な場合がある。
- 自由な間取りやデザインの内装が出来ない。(新築時にある程度の変更は可能というところもあるが、完全ではない)
- 70㎡~100㎡あたりが平均的な広さ。住宅に換算すると21坪から30坪程度なので、決して広いとは言えない。(住宅の場合33坪~40坪あたりが平均値)
- よって、部屋数、収納に限りがある。
- 資産として残りにくい。
- コンクリート造の場合、夏は夜も暑い(コンクリートそのものが熱を貯めやすい性質なので、夜でも熱を帯びている)
- バルコニーで洗濯物を干すことが多いが、間取りの関係上洗濯機からバルコニーまでが遠くリビングを通ることが多い。シンプルな動線が得にくい。
- 隣家が火事になった場合、逃げ遅れやすい。(最短避難経路や2方向避難が建築基準法で定められているが、いきなりバルコニーの非常口から逃げようと思う人なんてほとんどいない)
- 集合住宅のプランニング上(建築基準法の関係も関連して)どこかで見たことがあるような間取りパターンとなることがほとんど。 玄関から入って長い廊下を通ってリビングへと続いている。その途中に、子供室や寝室、納戸や収納、お風呂やトイレにキッチンなどが並んでいる。角部屋だとバリエーションも増えるが、通常は基本構成が変わらないので、個性が生まれにくい。
※3 最近は界壁(隣家と隣家の境壁のこと)に防音機能を備えた物件もあるようです。床や天井も同じで、床は防音マットや遮音シートなどオプションで用意しているところもあります。
いかがでしょうか。
しかし、これは一般論であって、購入をお考えの方の中には、メリットがデメリットへ、デメリットがメリットへと感じる方もいるかと思います。
ですので、購入の目安として参考程度にお考えくださればと思います。
リノベーションについて調べる
上でも述べた通り、最近は高級物件と見間違えるほどキレイに生まれ変わった「リノベーション」案件も多数出てきています。
既にリノベーションが施されたマンションはお手軽ですし、中古物件をそのままの状態で購入し、自分たちのセンスでおしゃれに「リノベーション」をする、という方々も多くいらっしゃいます。
リノベーションに興味のある方は、どちらが良いかよく考えてから中古物件探しをしても良さそうです。
でも一体何からはじめていいの??と初めてでわからないことも多いのがリノベーションというもの。
いったい、幾らくらいかかるの!? リノベーション物件なんてどこにあるの!? どっちがお得なの??
と心配の方はまずは「ひかリノベ」や「LOHAS studio」というサイトから情報収集してみてはいかがでしょうか??
「ひかリノベ」ではショールームを実際に見て触れる体験が出来ますから、それからイメージを具体化していくという方法も良いと思います。
まずは見て体験すること。百聞は一見にしかずです。
「LOHASstudio」はリフォームデザインコンテストで、3年連続全国最優秀賞受賞、 2014年現在までには通算173点受賞、 さらに国土交通省・長期優良住宅先導事業に3年連続で採択され、 デザイン・性能ともに高い評価をもらっています。
悩み事はプロに相談して、アドバイスをもらうのが近道だと思います。
今なら仲介手数料が最大0円です。これはとても大きいですね。参加費も無料 勉強だけなら費用はできるだけ掛けたくないですもんね
戸建住宅の場合
次に戸建住宅を選択した場合について考えてみたいと思います。
戸建住宅の新築の場合は、土地に住宅を建てる必要があるため土地を持っていることが必要となりますよね。
そのため、普通であれば土地探しから始めなくてはなりません。大変です。
しかし、大変とはいえ、裏を返せば「どこに建てるかは自由」なのです。
ココが戸建住宅のメリットといっても良いくらいでしょう。
その他に戸建て住宅には本当にたくさんのメリットがありますので、以下、紹介したいと思います。
【戸建て】メリット
- 建てたい場所を自由に選ぶことが出来る。
- 広めの土地があれば庭も作れるので、駐車場にしたりBBQをしたり、日当たりに良いところで洗濯物を干したり、といったことができる。
- 町並みや周辺環境、隣人など事前に確認することが出来るので、住む前に安全かどうか確認が可能。
- 注文住宅の場合、自由な間取りで自由なデザインの外観を手に入れることができる。 ※4
- 注文住宅の場合、自由な素材が選択可能。ただし、ハウスメーカーなどで建てる場合は難しいです。
- インスタで見たヤツに負けないくらいインスタ栄えしてやる!くらいの勢いがつく。
- 木造にするのか、鉄骨造(S造と言います)にするのか、コンクリート造(RC造と言います)にするのか選択することができる。 ※5
- 集合住宅よりも広い空間が手に入りやすい。(住宅が33坪~40坪が平均であるのに対し、集合住宅21坪~30坪くらいが平均です)
- 屋根などに太陽光発電が設置できる。
- 建築予算によって断熱性能などの住環境を左右することが出来る。※6
- 土地の形状(不整形など)を選ばずに建築することが出来る。
- 増築が可能。木造であれば改修も容易。
- 木造の場合、入居時の木の香りは最強。い草の匂いも最強。
- 駐車場を宅地内に計画できれば、駐車場台がかからない。
- 土地は資産になる。
- リタイアした後でもローン完済していれば、取り敢えずは帰るところがあるので安心できる。
- 老朽化しても修繕しながら長く住める。
- 10年間の瑕疵担保保証が受けられる。
- ハウスメーカー、地場の工務店、建築家(建築設計事務所)といった建築方法を自由に選択できる。これはそれぞれメリット・デメリットがあるので、別の機会を設けてご紹介していきたいと思います!
- 隣家と距離があるので、マンションほど気にしなくて良い。(シアタールームやオーディオ機器、楽器演奏によってはそれらに応じた防音設備が必要。)
- 土地が狭くても、2階建て、3階建てのように上に階数を伸ばすことで床面積を増やすことができる。※7
- (中古)中古住宅を購入しリノベーションしつつ古さを生かしてノスタルジーに生きることが出来る。これは実際に体験してみないとわからないが、少なくとも新築では得られない魅力がある。DIYも可能。
※4 ハウスメーカーは数種類のラインナップからグレードを選び、オプションを付けたりして、住宅という商品を購入するというイメージが強い。従って自由な間取りや自由なデザインを手に入れることは、厳密に言えば難しいかもしれません。
※5 戸建住宅(2階建まで)の場合、多くは木造となるでしょう。ただし、沖縄県のように台風が多い地域、風が強い地域、防火地域、特殊な形状の建物、(造成をしない想定での)傾斜地、何が何でも崩れない建物が欲しい、などの場合にはコンクリート造となる場合もあります。
※6 断熱性能は断熱材だけで決まるわけではありませんが、断熱種別(吹付ウレタン、グラスウール、ロックウールなど)のメリット・デメリットを吟味して自分にあったものを選択することが出来ます。
※7 都心部では「狭小住宅」が基本となるようですので3階建も多数存在します。しかし木造で3階建とする場合にはコストが掛かります。それに法律上の制限が大きいので鉄骨造などを選択することが多いと言えます。
いかがでしょうか。 戸建住宅はメリットだらけですね!
しかしデメリットもあります。デメリットを知って強くなりましょう。
【戸建て】デメリット
- (新築)新築を建てる場合には、建築中はずっと建築会社との付き合いが必要なので、長い年月を付き合っていけるのか相性を確かめなくてはならない。….が、そんな情報なんて持ち合わせていないし、どこから得て良いかもわからない。口コミや知り合いからの紹介に頼らざるを得ず、結果的に自由度がなくなってしまう。
- 住宅は完成したその日から価値が下がり始める。プレミアなど付かないので決して価値が上がることはない。しかし、海外のように米軍ハウスやアイクラーホームのようにプレミアがついて価値が爆上がりすることもあるので、絶対とは言えない。
- 修繕は個人で行わなければならない。10年周期でその波が押し寄せてくるので貯蓄しておくと安心。
- 木造の場合、地震や津波などの自然災害に比較的弱い。しかし構造を効率的に考え、地震力を上手く吸収、もしくは力を受け流すことが出来ればとても柔軟で強い建物を作ることは可能。
- 空き巣に狙われやすい。
- 豪雨による浸水被害に注意が必要。ハザードマップなどを利用して建築場所を決めたほうが良い。
- 建てる場所によっては、建物の種類(住宅かお店か工場か、など)が決められており、建物の高さや大きさにも制限がある。
- 2階建てを建てても、子どもたちが独立した後は、夫婦でほぼ1階で生活することが多い。階段が多くなればなるほど掃除が大変になる。
- ハウスメーカーや地元の工務店、建築家などの選択肢が広すぎて、住宅に関する情報も氾濫しているため、何が正しい情報なのかわかりにくい。
- 土地に住宅にと高額な買物が続き疲弊しやすく、建てる頃には疲れがピークに達し担当者に任せっきりになりがち。正確な判断が鈍る恐れがある。
- 建売住宅を購入するか、注文住宅を購入するかで購入アプローチが全く違う。建売住宅は費用の全体像が見えやすいが、注文住宅は比較的見えにくい。
いかがでしょうか。 戸建ての新築に関しては気をつけてさえいれば、あまり大きなデメリットはないように思います。
ハウスメーカー、工務店について調べる
戸建ての注文住宅をお考えのみなさんは、きっとハウスメーカーという選択肢も視野に入れているはずです。
ハウスメーカーの良いところは、展示場に行って実際に見て触れることができるところです。
それに住宅のラインナップや仕様によって値段もある程度決まっていますから、ご予算に応じた購入を検討することが出来ます。
そしてハウスメーカーはそれぞれ独自の強みを持ち合わせています。それらも含めて検討していくと良いと思います。
持ち家計画というサイトではたくさんのハウスメーカーの情報を取り扱っていますから、手軽に調べられてとても便利です。
ショールームへ行くことに抵抗がある人は気軽にチェックできるwebサービスを利用するのも良いですね。
まとめ
これらのメリット・デメリットを十分に検討して、まずは「集合住宅」か「戸建て住宅」かを決めていけば良いかと思います。
みなさんそれぞれに理想の生活像があるかと思います。自分の思い描いた「憧れの生活」を手に入れるためにまずは一歩踏み出してみましょう。
今日はこんなところ!おしまいっ
長文になってしまいましたが、ここまで読んで下さったみなさん、本当にありがとうございました。
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