毛深い男は優しいので実は女性にモテます マーカスロードという男の片思いばかりで不器用な人生

毛深い男は優しいので実は女性にモテます マーカスロードという男の片思いばかりで不器用な人生

みなさんこんにちは愛とロマンの男マーカスです。

わたしマーカスは、『目がとってもキレイね』『でもヒゲめちゃ濃いね』と、かつて女性にプラスマイナスゼロと言われた過去があります。

しかし人生前向きに!をモットーにブログのサブタイトル、『-Life is what you make it-  人生は自分自身でつくるものなんだ』を掲げ日々勤しんでおります。

タイトルにもありますが、毛が濃い男は女性にとっても優しいんですよ。わたしがそうですから間違いありませんww

おっとりしていて慈悲深い男性が多いです。自分で言うのもアホみたいですが。




人生は自分でつくるもの

この言葉、とても素晴らしいと思いませんか。

Life is what you make it

私がとても好きな言葉です。

人生はとても短い。

あっという間に人生の半分が過ぎ去ろうとしています。

この年齢になって私が今まで感じてきたこと、成してきたこと そして今の私が感じていること、見えていることを何かカタチに残しておきたいと思うようになりました。

平凡な人生だから、日常は日常だから、なんの変化もない毎日の中にも思い返せば楽しいことも悲しいこともたくさんありました

わたしマーカスが歩む道 -Marcus Road- これからどこへ続いているのかわからないけれど、人生は自分でつくるものだから、前を向いて道を切り開いて行きたいと思っています。

プロフィール

マーカスロード

●ヒゲが濃い
●腕毛も濃いが膝毛も濃い
●そして胸毛も濃い
●つまり、毛むくじゃらのクジャラさん
●髪の毛は細くてテンパ
●丸めのサングラスをこよなく愛す
●身長は180センチ弱
●愛車はジープラングラー
●子供の頃から手先は器用であったため、現在その器用さを駆使して建築家として生きている
●好きなタイプは某CMの松岡茉優

それでいてとてもナイーブ
優しさと愛に溢れたロマンチスト

マーカスの履歴書

たくさんの先輩ブロガーが書いているので、そんなもんなのかと思い書いてみることにします。

マーカスのことなんて誰が興味あるんだよと思いつつも書いてみることにします。

ほんとにどーでもいいこと書いているけど、それでもイイって方だけ読み進めてくださいね。

幼少期は隅っこにいる変なヤツ

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ほんとうはもっと前(誕生の瞬間)から書いても良かったんですが、「しらねーし」って言われそうですし、自分でも「そりゃそーだわ」って思うので取り敢えず幼稚園からということで失礼します。

覚えてる限りでいうと 幼稚園では常に隅っこにいるような子でした

自分から輪の中に入っていくようなタイプではありませんでしたし、皆に溶け込もうともするほうではありませんでした。

幼稚園恒例の朝のマラソンのときですら、ひとりコースを外れてそのまま自宅に「ただいまぁ」とゴールインしては、先生に連れ戻されるような子だったわけです

 

それ、隅っこのヤツがやるかな?

ふつうはヤツは、そんなことしないと思います

今思うと、隅っこにいながら何考えてんのかわからんような奴でした

でもその頃から身長だけはデカくって、目立ってたんです

そのせいもあって、鼓笛隊の時などは指揮棒ふって隊を率いる役目でした

でも園での生活はスカートめくりをしている友達を見つけると、先生に「〇〇くんが△△ちゃんのスカートめくってまーす」とかチクってるような、そんな生活っぷりです

そうなんです「クラスにそんなヤツひとりいたわー」っていうのは、わたしのことです

小学生時代は先輩にイジメられる

すでに身長だけは高かったのでかなり目立っての入学でした

当然、先輩たちから目を付けられて、よくまぁイジメられてました

なのに負けん気が強くて、その先輩イジメっ子から「コッチ来いよテメェ」って言われたら

「テメェってなんだテメェ!ゴルァ!!!!」

って心の中で叫びながら行くタイプだったので余計にイジメられてたっけ

 

意外な才能も発揮しだして、低学年のときから絵画コンクールで賞とか取っていました それからだんだんと先輩イジメっ子からの嫌がらせもなくなってきて、同級生からは「絵上手くて、背高くて、すげぇ」と言われるような毎日を過ごしてました

 

ここにきて、青天の霹靂。なんと転校してしまうことになります

女の子にモテ始める

3年生になったばっかりで、ようやく学校にも慣れてきたのに、「また始めっからかー」とグチってる間もなく、気がつけば転校先の小学校でも「絵上手くて、背高くて、すげぇ」の日々を過ごします

身長も高かったし、足早かったし、絵うまいし、転校生だし、「なに?コイツ」って思われながらも、4.5年生くらいから急に女子に人気が出始めます

自分でいうのも恥ずかしいけど ハッキリ言ってオレ、モテました♡

女子にはとっても優しいですからね

学校からの帰り道に、女子が待ってたりすんの 個人プレーのときもあれば、集団プレーのときもあんの

ものっスゴイの それが毎日なの

昼休みも違う女の子が待ってたり、いろんな女の子から手紙もらったりするし、バレンタインのチョコとか もぉいっぱいなの♡

 

集団プレーのときは、「○○ちゃんがアンタのこと好きなんだから!」ってジャイ子みたいなのが数人腕くんで待ってんの

『オレ、どーすりゃいいのよ』って 思いながら毎日通学路を変えて帰ってましたもん

 

自慢はそう長く続かないから、もう少しだけ我慢してね♡

 

でも○○ちゃん、かわいかった うん 今思えば写真の松岡茉優に似てた なんか一番かわいかったかも

奈落の底に突き落とされる

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そして6年生の頃、マーカスの人生観を左右すると言っても過言ではないびっくりするような出来事が起こります

マーカスは、アタックし続けてくれる〇〇ちゃんをかなりマジメに好きになってしまったんです

2年経ったその頃でもジャイ子が「アンタ〇〇ちゃんのことどー思ってんのよ」とか聞いてくるからさぁ

たまらずに「好きです!(*´Д`)ハァハァ」 ってつい言っちゃったわけです

そしたら、〇〇ちゃんになんて言われたと思います?

 

「えっ キモ・・」

 

って、ウエエエエエェェェェェッッッッ!!!!!!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

2年もマーカスを追いかけておいて、今それ言う!?

ジャイ子のうしろでモジモジしてたじゃん

ポッ♡゚(//∇//) とかしとったやん!

んもぉ、ナニよソレぇ。。 何なのよー

 

この頃から女の子に対して恐怖心を抱くようになりました

平常心で女の子と話せなくなってしまったんです

女の子と話していると「ぼくのことどう思ってんだろ」「キモっとか思われてないかなぁ」とそんな風に思ってしまって、うまくコミュニケーションがとれません。

この出来事がマーカスの性格を形成した要因の一つだったと思います

中学時代は恋に揺れる

相変わらず、モテましたから当時流行っていたスラムダンクに乗っかって 安西先生、バスケがしたいです….. て言いながら入部することになります

○○ちゃんは水泳部に入部しました

体育館とプールはとっても近かったので、時々渡り廊下ですれ違ったりしました

〇〇ちゃんは、水着でした

…男子ならわかるでしょう 中学生でもそれは、なんというか、もう立派です

中学生って、もぅおっきいんですねっ

その姿が目に焼き付いて、ドリブルも手に付きません 付くわけがありません

なんかもう、モヤモヤするんです 練習中のプールから女子と男子の会話が聞こえてきます

キャッキャウフフしているんです…

「〇〇ー!こっち持ってくれよー!」

「は~い!」

 

…(゚Д゚)ハァ?(こっちはドリブルも手につかないんじゃ!アホかっ)

わたしモテましたが他の女子なんか目に入りません 日に日に〇〇ちゃんへの思いは強くなっていきます

ところで肝心のバスケットはというと、わたしマーカスはセンターをつとめ、ミッチーに憧れて入部しながらもゴリのポジションで汗を流します

弱小、湘北高校 ではないけれど 一勝もすることなくバスケは終了

〇〇ちゃんが所属する水泳部は結構強い

クラスメートの△△君と仲が良くなっている!

 

くっそぉ、楽しそうに話しやがって!スク水毎日拝みやがって!

そんなんで悶々とした日々を駆け抜けました

イジメ終わる

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でも中学でも目立ってたから、またも先輩からいじめられます

なんだろーね イジメって ナンセンスだわぁマジで

でもその頃には身長が先輩たちを超えてましたから

「んだとテメェ!!ゴルァ! それどころやないねん、こっちは〇〇ちゃんの件でいっぱいおっぱいやねんで!」

って心の中でつぶやきながら向かっていくと不思議と収まっていくのでした

 

無口だったけど負けん気が強くて、大体のことはなんとかなっていました

ちょうどそんな時、マーカスが小学生のころから超仲良かった友達の兄ぃが、知らん間に先輩たちの「ドン」にのし上がってて

「コイツらになんかされたりしたら、すぐにオレに言えよな!( ー`дー´)キリッ」

って言ってくれました

そしてその日から、今までイジメてた先輩たちが 「バ、バスケ…頑張れよ」って手のひら返してきました

「いや、一勝も出来ないんすけどね」とは言えるはずもなく、『あざーす』とか言いながら、ようやく長かった嫌がらせに幕が降りました

高校受験は不純な動機でパーフェクト

その頃は勉強も頑張ってて、中学校では常に学年で2から5番手にあたり付けていました

高校も「一応受けとけ」って言われてた私立高校からも「特待生で来て下さい」とまで言ってもらえるくらいの成績でした

 

バスケしていて、背が高くて、髪の毛はサラサラで、頭も良かったので、モテました♡

でも、〇〇ちゃんとの仲は一向に縮まらないんですよコレが

廊下ですれ違ったり、同じクラスになったり、席が近くになっても、一向に話すことが出来ないんです

面と向かうと心臓がバクバクするんですよ

「キモ…」て言われたらどうしよ って思ってしまうんです

 

まぁ、○○ちゃんの方から話しかけてくることはなかったので、マーカスの恋事情はかなり寂しい感じでしたが、その他はうまく行っていました

高校受験では〇〇ちゃんが行く女子校の近くの高校に行きたくて、、それで猛勉強したんですよね。県下有数の進学校だったんですが、ほぼパーフェクトで乗り切りました

動機が不純だでしたが、それでも一定の効果があって、無事合格することが出来ました

高校時代に燃え尽きる

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いわゆる燃え尽き症候群ってやつですね

頭いいヤツはやっぱ、たっくさんいて、井の中の蛙ってのを思い知りました

動機が「女子校の隣で、好きな子の近くの高校がイイ( ・`ω・´)」てのとはわけが違うんだわ みんな頭の出来が違うんです

燃え尽きちゃって、勉強よりも部活に力を入れるようになりました

ギリギリのラインで登校する

実はマーカスは○○ちゃんと家が近かったんです

だから同じバス停から乗るんですね

○○ちゃんは朝の7:00のバスに乗ります 学校は隣なのになぜか超早いんです

マーカスは7:40のバスに乗っても間に合っていましたから、普通ならば同じバスに乗ることはありません

 

でもマーカスは頑張りました 早起きして7:00のバスに乗るようにしたんです

確かに「キモ…」って言われるだけのことはありますな!

だから、毎日ではなく、週に数日間だけ朝補習を言い訳に7:00のバスに乗るようにしました

 

でもそのバスには△△君も乗ってるんですよ

怪しくないですか?付き合ってんの?て思いますよね

実際は付き合っては全然いなかったんですが、仲いいんですよねぇ…(´・ω・`)

ついに一緒の傘に入る

高校一年生の梅雨の時期でした

下校中、バスに乗ると目の前に手摺を握った松岡茉優似の〇〇ちゃんが乗っていました

結構混んでいたので、気まずいながらも〇〇ちゃんの近くに乗りました

マーカスと一緒に帰っていた友達は〇〇ちゃんと仲がよかったので、変じゃないくらいに3人で喋ることができました

普段はとっても明るくて笑顔が絶えない彼女ですから、楽しく会話できたのには友達にとっても感謝です

でもその友達って先に降りるんですよね…

残されたのは〇〇ちゃんとボク

小学生以来まともに話したこともなかったので、チビるくらい緊張しましたが、出来るだけ平静を装って話を続けました

〇〇ちゃんは、特に緊張するでもなく普通に話してくれました

短い会話でしたが、マーカスにはとっても長く感じました それにとても嬉しかったのを覚えています ですが悲しいことにあまり共通の話題もないので、必至に絞り出した事だけは記憶があります。会話の内容はまったく覚えていません

話しているうちに降りるバス停につきました

降りたのはまさかの○○ちゃんとボクだけ

外は土砂降りの雨でした

傘を持っていなかった○○ちゃんは、バス停から出ようとしません 止んでから帰るというのです

ここでマーカスは若干16歳にして一世一代、最初で最後の甘酸っぱい行動を起こします

「傘…いっしょに入って帰ろうか」

今思えばもっとましな言い方があったんでしょうけれども、当時のボクにはそれが精一杯の言葉でした

「…。」

返事が…ない…

でもこの状況で一人で帰るわけにはいきません できれば雨が止むまでボクも一緒にいたい…

ボクは「ね?どうせ同じ方向だし」と続けました

「…うん」

 

キターーーーーー!!とボクは言葉では言い表せない気持ちでいっぱいです

でも人間不思議なもので、そんな時バクバクしないんです

ボクが右側で〇〇ちゃんが左側

ボクは左手ではなく右手で傘を持ちました 〇〇ちゃんを左手で遮りたくなかったんです

ボクらが横断歩道で信号を待っているとき、通り過ぎるクルマのドライバーにはどんなふうに映っていたんでしょう

信号が青に変わって、どっちが一歩を踏み出すのか 〇〇ちゃんの方をどうしても気にかけてしまいます

一人用の傘ですから、ボクはバレないように右手の傘を○○ちゃんの方へ近づけるように持っています もちろんボクの右肩はビショビショです

こんな状況男だったらわかるでしょう?濡らすわけにはいかないんです

 

〇〇ちゃんと触れそうになりながらゆっくりと歩き、時間にして5分と掛からなかったのかな

でもとっても幸せな時間でした 何か話したとは思いますが、まったく覚えていません

 

とうとう〇〇ちゃんの家の前まで来てしまいました

「…ありがと」

とだけ言い残し、○○ちゃんは家までのアプローチを駆けて去っていきました

 

それからの終日は夢か現実か、ぼーっと微睡んでいたことは想像に難しくありません

ブラバンへ入部

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実は中学の頃から両親の影響で音楽に興味を持ちはじめており、家にあったドラムスティックで自主的にリズムを刻み始めます

高校では既にスラダンブームは去っていて「これからはバンドっしょ!」ってことで軽音部に入部! …かと思いきや、なんとブラバンへ入部することになります

高校の入学生向けオリエンテーションでブラバンの美女たちがスカートひらつかせながら舞台上で「ドラムも叩けますよっ♡」とかするもんだからさぁ  『んもぉ、しゃーねーなぁ』っていきり立って 気付けばその日のうちに「オネガイシマス」って入部届を手渡していました

そして新入部員向けの説明会で、オレと同じくウインクにやられたヤローが4人。その後次々と参加し男子は全部で8人にまでなっていきました

ドラム目当てだったのはマーカスだけでしたが、実はそいつらとは今でも仲がいいんです 常に連絡を取り合っているかけがえのない仲間たちなのです ウィンクにやられた仲間は、根の部分で似ている者同士だったりするのである

出会わなくなる

やはりそう簡単にいくわけありません

突然〇〇ちゃんと出会わなくなりました

朝7:00のバスで合うこともなく、何時に登校しているのかもわからなくなってしまいました

時々、帰りが同じバスになることがありました と言っても以前に比べれば頻度はとっても少なくなっています

以前のように同じバス停で降りるだろうから、久しぶりだしまた話しかけて少しずつ距離が縮まればいいなとドキドキしていたのですが、なんと〇〇ちゃん、一つ前のバス停で降りてしまいました

その時のショックが忘れられません

降りて歩く彼女を、ボクの乗るバスが追い越していく

もちろん目を離すことはできません

「待って、待ってくれ…!」

ですが思い虚しくあっという間に見えなくなってしまいました

 

それからも、時々一緒のバスになるも同じバス停で降りることはありませんでした

モテ街道に異変が生じる

ここらへんから、モテ街道は徐々に鳴りを潜めはじめます

ヒゲだ

もともと濃かったけど、ヒゲがモテ期の足を引っ張り始めたのだ

 

ちょっと元気な後輩の女の子たちグループがボクたち先輩男子のことを話題にキャーキャー喋ってて、たまたま近くを通りかかったとき物陰で聞いてしまったんだ

マーカス先輩はーー?

ああー、ヒゲ濃いし、ムリー

ダヨネー

( ゚∀゚)アハハハハハ八八八/ヽ/ヽ/ヽ

 

 

……。

。゚゚(´□`。)°゚。ワーン!!!!!!

 

でも、先輩や同学年の可愛い子から手紙もらったり、告られたりはしてました

ヒゲはヒゲでヒゲ需要に供給し始めたのです 特需だったのか?いやいや違う違う!そーじゃない

毛深い男は女性にとってもやさしいのだ 意中の女の子とは話せないけど、とってもやさしいんだ!

バンドもやってたから、それはそれでモテました! うん たのしかった!

ライブのチケットは飛ぶように売れた!ベンキョーなんかそっちのけで打ち込んでた!

でも彼女はいない! (´;ω;`)

 

学園祭とかでもバンドでトリなんか務めちゃってさ、「一体だれが見に来るの?」って当日まで思ってたけど、蓋をあけりゃ大盛り上がり!

でも彼女はいない! (´;ω;`)

今思えば、つきあっとくんだったな みんなかわいかったな・・泣

〇〇ちゃんを忘れることが出来ず、誰とも付き合わなかったんです

まじめか

て感じで何事もなく童貞のまま卒業。。。

 

隣の女子校に通う○○ちゃんは、高校を卒業しなんとアメリカへ語学留学することに。

小学校4年生の頃から意識し合っていた縁も、9年目にして事実上のTHE ENDとなってしまいました

この気持どこにぶつけて良いのか しばらくは呆然としてしまいました

大学時代、恋愛に打ちひしがれる

県外に出て一人暮らしを始めたので、そりゃもぉ開放しっぱなしなわけ

単位もソッコーで取ってしまったし、4年の頃はなーーんもしないで、バイトばっかやってましたね

 

実は大学でもブラバンやってて、一年生で入部後なんとすぐに好きな子ができました

同じパートで四六時中、練習に付き合ってあげたり、もらったりしながら仲良くなっていきました

夜遅くなった時にはいっしょに夕飯食べたり、休みの日には一緒に遊びにいったりもしました

彼女は女子寮に住んでいましたから、お風呂の時間は決まっていたんですが、つい時間が過ぎてしまうと一人暮らしのマーカスの家のお風呂を使わせてあげたりしていました

夜はお酒も飲みながら楽しく喋ってすごく充実した時間を過ごしたものでした

その頃にはもう好きになっていました

そのまま部屋で寝てしまうこともありましたが、関係をもつことはありませんでした

明日も会える。その次の日も。そしてまたその次の日も。そう思い、ずっとこの関係が続けばいいのになとも思っていたんです。

 

あまりに親しくなりすぎてしまい、付き合いたくてもどうしたら良いかわかりません そんな悩みを、マーカスの隣の部屋に住む共通の友人に相談するようになりました

「とっても仲がいいのに」「付き合ってるかと思ってた」「どうして付き合わないの」そんな風に見えていたらしく、ボクの相談はとっても意外だったようでした

でもボクが大好きだった彼女はそいつと付き合ってしまった

 

友達だと思ってたのに 信じてたのに

 

ある日の早朝、1限に出席するためにマーカスが玄関を出ると、隣の部屋の玄関からそいつと彼女が一緒に出てきました

 

鉢合わせだ

 

『ああぁ…、そういうことなんや…』

その瞬間にすべてを悟ってしまいました

それからその周辺の数日間のことはそれ以降まったく覚えていない

人間、こうもキレイさっぱりと記憶ってなくなるもんなんですね

 

ブラバンの練習でもひとりで練習することが増えました

同じパートなので、毎日顔は合わすんですが以前のように親しい喋り方ではなくなってしまいました

休みの日に自主練に行くと、部活の仲間がボクに聞こえないように話していました

「今ごろ、●●温泉で仲良くやってんのかね」

 

今まで休みの日は一緒に遊んだり夜遅くまで練習しては、上手く出来たら喜び合ったりしていましたが、いまはもういません

彼女は数日間の旅行を彼と楽しんでいるというのに、ボクはいつもようにただ繰り返し練習をするだけ 練習スペースがとっても広く感じられました

 

未熟だったボクは整理することが出来ず、彼女の友人の子に相談することにしました

そんなことがあったのかとビックリはしていましたが、なんとなくそうではないかとも思っていたらしいのです

友人の子は、彼女にどうなのか聞いてみてくれました

今思えば、ボクとはただ仲が良かっただけで、正式な彼が出来ただけだから「どうなの」って聞かれたところで何もないのでしょうけれども、当時のボク等はそんなことに必死になって生きていたんです

彼女の答えは意外なものでした

友人の子は教えてくれました

「アンタが自分のことを好きだっていうのは知ってたんだって。あの頃は本当に楽しかったんだって。だから今までどおり元通り仲良くしたいって言ってたよ。」

 

ああぁ、ボクは馬鹿だなぁと思いましたね

あの時好きだって言っていれば。あの夜思い切っていれば。このままの関係がすっと続けばいいだなんて、身勝手で酷なことを思ったもんだと自分はほんとに情けないと心底思いました

それに、今までどおり仲良く出来るわけないじゃないか ボクの気持ちはどうすればいんだい?という思いもあります。ボクが好きなことを知ってて相談にのってるヤツと付き合うなんて!という思いも当然あります。

でもね、やっぱりボクは馬鹿だなぁって思うんですよ

心のどこかで、また仲良く出来るんだとホッとしている自分も要るんです ほんとに馬鹿ですよね

 

自転車で旅に出る

だからさ、しばらく人間不信てヤツに陥ってしまったんだ

ショックで、何もかもが嫌すぎて、全生活費をつぎ込んで勢い任せにどういうわけかロードバイクを購入してしまいました

でも生活費がなくなったから水道電気ガス全部止められて、そのまま勢い余ってロードバイクで九州一周とかしちゃったりしてさ めちゃくちゃでした

真夏の暑い日に必至にペダルを漕ぎ続けました

コンビニで休憩するたびに水をもらいました

ド○モショップの裏の日陰で涼んでたら、勝手口から美人のお姉さんがアイスをくれました

八百屋のおばちゃんがスイカをくれました

良い寝床があったとテントを張って休み、朝起きるとそこは神社の境内でした

どこかのグラウンドにテントを張って水道水を拝借し、石鹸ひとつで全身を洗いました 朝起きるとなんとそこは小学校のグラウンドでした

日焼けした肌に熱々の天然温泉は、地獄の苦しみを与えてくれました

そして、出会う全ての人々が笑顔をくれました

失敗もしましたが、だれも咎めることなく助けてくれました

そんなふうに、いろんな出会いがあって、徐々にマーカスの心の傷は癒やされ回復していくのでした

持つべきは友達

そして、そんなマーカスを周囲の友人達は全員で助けてくれました

いつの間にか、このボクの恋事情は先輩後輩含め全ブラバンメンバーに知られていましたから、みんな気持ち悪いくらいに優しいんですww

特に仲の良かった同級生の仲間たちは、いろいろと気遣ってくれました 彼女とは毎日顔を合わすわけですから、そりゃ気遣いも大変だったろうと思います…

その他にもクラスの友人や、バイトの仲間

いろんな人間に助けられながら、ただただ友達といるのが楽しかったんです 帰るといっつも誰かが家の中でおかえり~ってゲームしてるし

マジ勘弁してよー とかいってたけど

ほんというと感謝してるんですよね いつもキラキラさせてもらってました

今思えば、気遣って毎日誰かが家にいてくれてたってことだったんだよねー ありがとね(となりの壁薄いからマジ助かったわ…)

当時の様子を聞くと、顔色悪いし、激ヤセしてるし、見てられなかったということでした うぅ‥情けない

就職氷河期と呼ばれたあの頃

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でも就活氷河期って言われていたあの頃、ほんとに就活は苦労しました

だれも、いつまでも内定がとれず、やっと内定一社とった友達はみんなからひっぱりダコで、コツを教えてもらうのに必死でしたから 今の時代からすると、本当に信じられませんね

進学する

そんなある日大学の図書館で、建築士という職業について書かれた本をたまたま手にとったマーカス

なにかに導かれるようにスゥーッと手が伸びてそのままその本を購入することにしました

本には建築士とは?建築士になるには?稼ぎは?様々なことが書かれていました

文系のオレが建築士?

( ゚∀゚)アハハハハハ八八八/ヽ/ヽ/ヽ

大学四年もあと少しってところで、無謀すぎやしませんかい?

……。

冗談だよね?冗談っていってよ

え…どうするの?学費やら生活やらどうするの?

……。

マジなの?

 

 

マジなのだ

現在に至る

いま、こうして建築士としてフリーでやっています

 

記事を書くためにこうして振り返ってみたけれど、し、しんじられません

いまでも自分が一番ビックリしています

人生は選択の連続です 常に分岐を前に右に進むのか左に進むのかを迫られます 右に進んだその先に何が待ち受けているのかわかりません まるで選んだ道ごとに違った結末が用意されているかのようです

今こうして振り返ってみて、どうして自分はいつも上手くいかないのだろう 不利な道を選択してしまうんだろう あの時こうしていれば ああしていれば …そういう風に思うことって多々あります

人生上手くいくことの方が少ないと思います 恋愛に限って言っても、まぁ残念な道ばかりを選んでしまいますから、なぜ自分はこうなのだろう なんて不器用な生き方をしているんだろう そういう風に思った時期もありました

しかし、分岐に立って自分が選んだ道を進んだ結果が今なのです

考えてみれば、分岐の先に何が潜んでいるかわかってしまうと恐ろしくて前に進めないこともあるような気がします

この歳になってようやく、人生何があるのかわからない 何があるかわからないから前に進めるし面白いのだとも思えるようになりました

そして、何があるかわからないから、生きていけるのだ とも

 

社会人時代はだいっぶ省くけれど、こうして「絵が得意」だった特技を活かした職につけています

LIFE IS BEAUTIFUL

人生はこれだから美しい

 

そして

 

-Life is what you make it-  人生は自分自身でつくるものなんだ

 

そのことばが全てを表すように、わたしの人生はわたしが作っていく

 

社会人時代もまぁいろいろあったけど、また気が向いたら追記しときます 思い出したら見に来てくださいね

 

とまぁ、わたしの履歴書はこんな感じです ほとんど片思いの話しばっかしてましたが、こんな人間なのだということをわかってもらえると嬉しいです

 

ココまで読んでくれたみなさん、本当にありがとうございました

 

今日はこんなとこ!おしまいっ

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