わたしの名はマーカスロード 愛とロマンに生きる時代錯誤のロンリーチャップリンだ(?)
クルマ好きで4駆好きでアメリカンなわたしは、最近とても気になっている彼女がいる。最近というか、ずっとだ。
Jeep cherokee XJ
君はなんて素敵で魅惑的なんだ
はぁ…、君はなんて素敵で魅惑的なんだ…
その愛おしいルックスに、つい目眩がするよ
アメリカンでありながら、その華奢なボディ あの華やかで煌めく世界に満ち溢れたアメリカの象徴とも言える魅惑的なボディだ
しかし小さなボディに秘められた強靭なパワーは、アメリカの荒野を駆け巡り巨体の男どもを次々と魅了し続け、一躍世界のトップスターの仲間入りを果たしてしまう
その名を世界に轟かせたのだ
愛の深さのバロメーター
四角い窓。四角いライト。四角いボディに四角く小さなお尻。
そして随所に煌めくアクセサリー メッキのバンパーにメッキのフロントマスク、そしてメッキの窓フレームなんて …..たまらないなぁ
見た目に似合わず大食漢のキミは、そのギャップも魅力のひとつなのさ いまどきリッターあたり4Kmとか信じられるかい?機嫌が悪けりゃ3kmなんだから 勘弁してくれよ
まったく笑っちまうぜ でも君に費やしたガソリンはわたしの愛の深さのバロメーター
さぁ、こっちを向いておくれ そしてもっともっと荒い吐息(エキゾースト)をわたしに聞かせておくれ
君の後ろ姿がいまでも脳裏に焼き付いて
月日が経った今でも時々君を見かけるときがあるんだよ 当時の君よりドレスアップが施されたスペシャルボディさ
3インチのリフトアップにインチアップのタイヤを履いて、ガソリンを垂れ流しながら坂道を登ってゆく君の後ろ姿がいまでも脳裏に焼き付いて忘れられないよ
熱い夜だったぜ
君の中身を見せてごらん ベージュの細いステアリングに小さなホーンが、美しかったかつての時代をわたしに見させてくれるよ
カーラジオはわたしの手で周波数合わせてあげたっけ エアコンはわたしの手でツマミをブルーゾーンへフルスロットル
わたしと君とでロングドライブに出かけたときはいつも決まって君はオーバーヒート ….熱い夜だったぜ
今となってはいい思い出さぁ
ギシギシと音を立てながら
出来ることなら、君とどこまでも走っていきたいよ わたしの身体を大きくそして柔らかく包み込む君のシートは、わたしを抱きしめる君からの愛情表現だったんだね 角ばったボディからは想像も出来ない柔らかな感触は、わたしを虜にしてしまったんだ
さぁ、ギアをドライブへ入れて走り出すんだ ギシギシと音を立てながら、止まってしまったわたしたちの華やかで美しいかつてのアメリカンを取り戻そう
甘酸っぱい香りを常に身にまとっている
……っ!鼻血っ 好きすぎてつい妄想が。爆発してしまったようだ。
しかし、どうですか!? このスタイル。現代のクルマにおいて世界中どこを探してもこんなデザインのクルマ見つからないです。
いや、本当の魅力はデザインではないのかもしれない。
神は細部に宿るというが、細部を見ると神がいないのだ。居た形跡すらないのである。 でも、なんだろう。全体からほとばしるオーラがわたしには見えるのだ。
雰囲気といってしまっては、軽く聞こえてしまうだろうが、その時代の懐かしく甘酸っぱい香りを常に身にまとっている。見た目は高級感どころか、スタンダード以下と言っていい程ヤツレてみえるが、佇まいから隠しても隠しきれない溢れ出る何かが色気を感じさせるのだ。
今の時代のクルマのように少食で、パワーに溢れ気品漂うところというのは清々しいほどに全くない 断言する ない!
だからこそ、良いのだ。わたしのタイプ どストライク
愛し君へ
少しくらいじゃじゃ馬で居てくれたほうが可愛い。
少しくらいワガママで居てくれたほうが愛おしい。
元気に走って、たくさん食べて、それでいてわたしだけにとびっきりの笑顔をみせてほしい。
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