【HOMESTAR】故障の原因を探ってみるとモーター部分がキモだった件

【HOMESTAR】故障の原因を探ってみるとモーター部分がキモだった件

わたしの名はマーカスロード 愛とロマンに生きる孤高の紳士だ

ハイ!さぁ挨拶はパッパと切り上げて、本題へ。

みなさんは、プラネタリウムにどれくらい行ったことがありますか!?
子供の頃に行ったきり、最近まったく行っていない。そんな人多いんじゃないでしょうか。

そんな方々にはコレ「HOMESTAR」 これに限ります

以前の記事で書いたことがありますが、本当に家の中でこれほどのプラネタリウムが手に入るって
なんて良い時代なんだろうかとすら思いますよ。

さぁ、そんなみんな大好き我らが「HOMESTAR」なんですが、我が家の「HOMESTAR Pro2nd」が
なんと壊れてしまいました…。2009年に購入したものですから、当然といえば当然かもです。

そこで、わたしマーカスが修理してみましたので、その方法を備忘録として残しておきます。

※現在発売中の「HOMESTAR クラシック」とは構造が違うかもしれませんので参考の際はご注意下さいね

それでは参りましょう


ホームスターの故障の症状

我が家の「ホームスター」の故障の症状ですが、『電源は付くけれども星を投影できない』『日周運動が作動しない』『流れ星が流れない』の3つの機能です。

 

取り外し

気を取り直して本体を開けます。

金属の脚と本体の付け根のところにネジがあるので、これをプラスドライバーで外します。

すると簡単に脚と本体が分離できるので、本体の周りの胴回りについている「プラスチックの輪」を外す。手で簡単に取れます。

本体の背面にあるビスを外せば、「カパッ」とボディカバーが割れます。

本体の下半分と制御盤を更に分離させます。ビスが数箇所留めてるだけなのでコチラもチョイチョイと外していきますねー。

すると、「おぉぉ! 意外と単純!」

『電源は付くけれども星を投影できない』

この問題は中央のレンズをキレイにしたり、制御盤をキレイにしたりしたら治りました。コード類の接触の問題だったのかもしれないですね。

かなりの熱を帯びるようで、ハンダ部分が焦げていました….。なのでここをキレイにします。


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『日周運動が作動しない』

この問題が中々ややこしかったです。ACアダプタにて電源を供給し作動スイッチを押しましたが反応がありません。どうやらモーターが動いていないみたい

モーターに直結している「赤のコード」「シルバーのコード」を見てみましたが、特に欠損箇所は見当たらず。

「う~ん」

モーター単体の悩みかと思い、プーリーを外してみることに。するとモーターがすごい勢いで回り始めました。(写真はプーリーがついています)

トルクや動きに問題がないようだったので、モーターの動きを止めていたのはプーリーが接続している歯車のようでした。
プーリーを付けて歯車を少し手で回してあげるとその勢いで難なく「日周運動」の歯車たちがネジを巻き直したかのように軽快に廻り始めました。

で、もとのプラケースに戻そうと制御盤をひっくり返したら、また止まっちゃいました。
どうやら歯車が重力で下に下り、他のプラスチックに干渉し滑りが悪くなっているのが主な原因のようです。
これはグリースを塗って解消ですね!

※グリースがプーリーに付かないように!プーリーが空回りすると力が伝わらなくて動きません!

そしてこれは今回の症状ではありませんでしたが、原盤と車輪の接する箇所が滑って、上手く原盤に力が伝わっていない症状もあるみたいです。

そんなときは、原盤の縁部分をヤスリか何かで擦って粗目にし滑りにくくすると良いかもですね!



『流れ星が流れない』

これは先程の「日周運動」のモーターとプーリーに連動して流れ星用の原盤が回転することで解決しそうです!つまり、「日周運動」の問題が解決すれば必然的にもとに戻る可能性があるとわかりました。

「日周運動」は治りましたので「放置」です!(゚∀゚)

さ、これで主な故障箇所は治すことが出来ました!解体した手順と逆に戻していって、ハイ終~了~!

まとめ

いかがでしたか?解体してみると仕掛けは結構単純だったことがわかりました。

以下にポイントをまとめました

・制御盤に汚れなどが付いていたら、電気の流れを邪魔しているかもしれないのでキレイに掃除する

・モーターが動くのであれば、歯車の動きを円滑にするためにグリースを塗る(原盤と歯車が滑って上手く回らないこともあるみたい)

・上手く歯車が回ればプーリーも問題ないので流れ星は流れる

今回のわたしの故障では違いましたが、分解してみて感じたのは「プーリー」が案外故障の原因として多いのではないかなぁということです。

「プーリー」の張力がとてもユルユルでしたから外れたり、劣化で切れたりすることも考えられます。もし、プーリーがなくなっても小さな輪ゴムとかで代用も出来るかとは思いますから、動かなくなったからといって使わなくなってしまった方々は一度、修理を試みても良いかもしれませんね!

 

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