【アラジンストーブ】冬に備えてブルーフレームヒーターをメンテナンス! 芯を整え今年の冬もコレでバッチリ!

【アラジンストーブ】冬に備えてブルーフレームヒーターをメンテナンス! 芯を整え今年の冬もコレでバッチリ!

みなさんこんにちは愛とロマンの男マーカスです

だんだんと風が冷たくなってきましたね 時々暑い日が戻ってきたりと不安定な天気が続いていますが、日に日に秋が深まっている そんな今日このごろみなさんいかがお過ごしでしょうか

わたしが初秋に行うイベントのひとつに冬物のメンテナンスがあります そのなかでも特に季節が感じられやすいもの それがストーブの整備・メンテナンスです

我が家では「アラジン ストーブ」を使っています カラーはブラックです
アラジン ブルーフレームヒーター ブラック BF3912-K

アラジンのストーブは発売当初より見た目がほとんど変わりません そのため「ストーブと言えばアラジンストーブ」と言われるほどレトロ感があってとっても人気ですね

そして、とてもシンプルな作りのため壊れにくいことも特徴のひとつです 一度購入してしまえば、一生使い続けることも可能だと思います

そんな大人気のアラジンストーブですが、壊れにくいと言ってもやはりメンテナンスあってのものです

そこで今回はこの「アラジン ストーブ」のメンテンス(清掃)のお話をご紹介したいと思います




ブルーフレームヒーター

カンタンにアラジンのストーブについてご紹介しますね

「アラジン ストーブ」と言っていますが製品名は「ブルーフレームヒーター」と言います

□使用燃料は灯油で、普通に使用すると15時間程燃焼します

□タンクの容量は4.1Lなので、そんなに沢山は入りません

□暖房の目安は、木造だと7畳です そしてコンクリート造だと10畳ほどはイケます

□大きさは高さが55センチ、幅は約39センチ、奥行きは約40センチです 重量は8.5kgあります

先程も言いましたが、このブルーフレームヒーター、80年程余り発売当初からその姿を変えていません すでに完成されたフォルムがわたしたちに「ほっこり」と「安心感」を同時に感じさせてくれます

その名のとおり、ブルーフレームヒーターは炎が青色に燃え上がる美しい姿をしています これはムラ無く気化された灯油が十分な酸素を供給され、良い燃焼状態である証拠です

対流式の暖房器具なので、暖められた空気がお部屋をくまなく、ふんわりと包み込んでくれます 気になる風や音もありません 青い炎がしずかに踊るだけです

天板を外す

わたしのメンテナンスはホコリなどの清掃から行います まず、一番上にあるやかん置き等として使用する天板を外します

回せば外れます

同じく、安全網を外していきます。写真のようにフックを外し、二分割して安全網を外します

これらが無事外れると、それぞれを水拭きして完了です

フレームを清掃

ホコリすごい

安全網のせいでなかなか掃除ができない箇所なので、ここも念入りに拭き掃除!隙間は綿棒などを駆使して清掃していきます

ここ意外とホコリがたまります。熱で焦げやすいので出来る限りキレイにホコリを除去しておきます

タンク周りを清掃

汚すぎる…

タンク周りも結構ホコリが溜まっています。とくに給油口まわりは蓋を閉めていてもベタベタしているのでキレイに掃除しておきましょう

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メッキ部分を磨こう

ホコリや水垢や指紋で汚れている

メッキがキレイだとキラキラして全体がキレイに見えます。反対に指紋や水垢などで汚れていると光が鈍くて汚れて見えます

そこで今回は金属用のクレジング成分が染み込ませてある「マジックリン ピカッと輝くシート 8枚」というものを使って磨いていきます。金属クレンジングであればコレに限らず、なんでも良いかと思います

端の方で試しに使ってみて、見事ツヤ感が復活したので全体を磨き込んできます

すると、どうでしょうか。ピッカピカに光りだしました! キレイ!ブラックに栄えますね

ツマミカバーと中を清掃!

ツマミカバーは、左右のネジを手で緩めて外していきます。二箇所のネジだけで留まっているのでカンタンに外れます

中身はシンプルで、ツマミは燃焼部分の芯の上下運動を促す仕組みになっています

レバーや振り子のようなものは「対震自動消火装置」と呼ばれるもので、燃焼中に地震に遭遇すると振り子が揺れてレバーのロックを解除し、そのまま燃焼部分の芯を一気に下げてしまうという装置 即座に火元を消火するので安心です

このあたりも念入りに綿棒などで掃除していきます カバーがあるおかげであまり汚れてはいないと思います

綿埃がいっぱい

燃焼部分をキレイにしよう

く、くろい

見ての通り、タールやススがこびり着いていますね ホコリもあったりしますので丁寧に掃除していきましょう

くろすぎる

中央の丸い金属カバーを取り外します

ここはとっても焦げやすいところなので、金属ブラシなどでキレイにしてしまいましょう わたしはブラシがなかったので、ストックしてあった食器洗い用のスポンジで洗いました

清掃前-オモテ
清掃前-ウラ
清掃後-オモテ
清掃後

この通り、キレイになりました!

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一番外のリングをキレイにしよう

きったねー

ここも燃焼部分として重要ですのでキレイにしていきます ホコリなどが詰まって空気の流れを妨げてしまわないよう清掃しおきます

少しチカラがいりますが、左に「エイっ」とやれば廻ります リングの赤の印と本体の赤の印をずらす感覚です するとカンタンに外れます

カッターで削り取る
芯先は整える前です

はい このとおりキレイになりました

傾倒部分の金属もキレイにしよう

燃焼部分の一部であろう、傾倒部分についている金属の部分 ここもキレイにしおかないと、空気の流れを妨げてしまう原因になります

外すことが出来ればもっとキレイにしますが、外れないのでカンタンに掃除しておきます

芯先を整えよう

そして、芯先を整えていきます おそらくメンテナンスのキモとなるところです 他の手入れが面倒でもココだけは丁寧にメンテナンスをすることをオススメします

見て下さい 芯先がガタガタです この状態では「キレイな青い炎」は期待できません それどころか、不完全燃焼を起こしストーブ自体の寿命を短くしてしまいかねません

そこで便利なのが付属の「クリーナー」です 芯にスポッとかぶせて回していけばOKです ただ、わたしは削り取られた焦げ部分が落下して、ストーブの隙間に入ってしまうのを防ぐためにタオルを巻きました

クリーナを回すと、削り取られて芯先が形成される

どうですか ほら、黒い焦げた部分が削られています そしてクリーナーを外せば出来上がり! カンタンでしょう? タオルにはそこそこの焦げたヤツが落ちてきました 巻いていてよかったです

ここでもうひと手間をかけます 芯先の形状は整えられましたが、メチャ焦げてませんか? 指で触ると、カンタンにポロポロ崩れてしまいます

これでは芯の役目を果たせませんので、カッターを使って芯先を整えながら、焦げ部分を削っていきましょう

焦げ部分は燃えないので、削り取って芯先も整えておく
ナナメカット完了

さぁ、これで本当に整えが完了しました

これを繰り返していけば、やがて芯は短くなりますので、芯の「交換」が必要となります

日本エー・アイ・シー 石油ストーブ アラジン ブルーフレーム用 替しん 16LP

内部ホヤをキレイに拭いておく

ホヤと呼んで良いのかわかりませんが、要はガラス部分のことです ガラスがススで汚れていてはせっかくの美しい青い炎も台無しなので、中へ手を入れて拭いておきましょう

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足元の台座を清掃する

燃焼部分の中央は空洞となっていますが、なんと足元の台座まで貫通しています 当然、燃焼中に焦げてしまった芯などがここから落ちてきていることもありますのでホコリの除去を含め焦げたカスも取り除きましょう

逆の手順で組み立てて完成

スッキリピカピカ

燃焼部分や安全網、上部天板などを組み立てていけば、掃除完了です

メッキもピカピカでまるで新品!今年の冬もヨロシクね!

キレイになりました! これでいつ冬が来ても大丈夫です

手間は掛かるが、可愛がってあげることが楽しい

いかがだったでしょうか 他のストーブなどと違ってメンテナンスに結構な手間が掛かりますね それに、芯も焦げてやがて使用出来なくなりますから、替芯を行わなければなりません

 

カンタンな構造であるから、我々ユーザーが自らメンテナンスがしやすいです その半面、手間は掛かります

ココをデメリットと捉えるか、メリットと捉えるかで「ブルーフレーム」の評価は分かれるかと思います

道具が好きで、自分で磨いて自分で修理して、大切に長く使用していくことを楽しめる人であれば何も苦になることはありません むしろ楽しめるはずです

手間は掛かりますが、可愛がってあげることが楽しい

そう思える方々にはまさに最高のストーブだと思います

あまり神経質にならずとも、普通に使っていればまず壊れることはないので安心して使用できます

現役で生産されながらも未だにレトロを身にまとった、特異なストーブ それが「アラジン ブルーフレーム」なのですね

わたしにとっては、生涯可愛がってあげられそうな大切な宝物です

 

今日はこんなとこ!おしまいっ




 

 

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